兵庫県は、神戸市に新しく計画しているパラスポーツ拠点の整備で、順調に進めば2027年度度当初予算に基本・実施設計費を計上する方針だ。事業費は約30億円を見込み、31年度の供用開始を目指す。
規模は延べ約4000―5000㎡で、観覧席付きアリーナ、トレーニング室、卓球室、サウンドテーブルテニス専用室機能などを設ける。建設地は、障害者スポーツ交流館(神戸市西区曙町1070)の隣接地7611㎡。
設計業務の発注方式や時期は未定。27年度から設計に着手し、28年度に発注する。事業に当たっては国の交付金や基金など、財源を確保して進める方針で、事業実施の可否は27年4月ごろに公表する。
現在、県内の中核パラスポーツ拠点である障害者スポーツ交流館は、稼働率が常に98%を超え、予約が取れないという声が利用者から上がっていた。新施設を整備することで、飽和状態の解消だけでなく、大規模大会の開催などでパラスポーツ人口の増加も狙う。現有施設と一体的に管理することで運営費削減も図る。
県は、18年に現施設の稼働率が98%に到達したことから、新施設の整備を決定したものの、整備・運営手法や時期を見直すため、事業を凍結していた。
今年1月に「ユニバーサルなスポーツ施設検討会」から新拠点整備の必要性を訴える提言を受け、3月に拠点整備構想検討委員会を立ち上げ、検討を進めていた。
