日立造船を特定/汚水処理施設DBO/大阪府能勢町 | 建設通信新聞Digital

5月10日 金曜日

関西

日立造船を特定/汚水処理施設DBO/大阪府能勢町

 大阪府能勢町は、DBO(設計・建設・運営)方式で実施する「汚水処理施設共同整備事業」の公募型プロポーザルを実施した結果、日立造船を特定した。プロポーザルには同者だけが参加した。工事費は3月議会での審議を経て公表する。維持管理費は未定。
 審査は古崎康哲大阪工業大教授、長井順一都市技術センター理事ら選定委員会のメンバーが担当した。
 し尿処理施設(下田119-31)の改造と隣接する浄化センター(同119-1)を含む施設の運営管理を行う。工事では、し尿処理施設を汚泥再生処理センターとしてリニューアルする。
 概要は機械、受入貯留、主処理、高度処理、消毒放流、希釈放流、資源化、取排水、脱臭の各設備の設計施工、維持管理など。
 現在のし尿処理施設の規模は延べ1118㎡、処理能力は1日当たり21キロリットル。町内の人口減少を踏まえ、改修後の処理能力は1日当たり19キロリットルとする。工期は2026年2月末まで、運営管理期間は25年4月1日から40年3月末まで。
 市は、改修により処理水の放流先を普通河川から下水道に変更することで生活排水処理を合理化し、維持管理経費の節減を目指す。