表参道交差点でビル開発/地下鉄出入口も検討/東京地下鉄 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

関東・甲信越

表参道交差点でビル開発/地下鉄出入口も検討/東京地下鉄

表参道交差点。道路の向こう側の低層建物が南側角地の暫定利用地
 東京地下鉄は、青山通りの表参道交差点南側角地でビル開発を検討している。同交差点で唯一、角地に出入り口がなく、ビル開発とともに地下鉄の出入口設置も検討している模様だ。
 青山通り沿いでは更新期を迎えたビルの建て替えなどが多数進んでいる。青山通りと表参道が交差する表参道交差点周辺は、飲食・商業施設が多く立地し、知名度も高く、開発ポテンシャルは非常に高い。
 南側角地は、メトロエージェンシーの「OMOTESANDO CROSSING PARK」として、イベントなどでの暫定利用が続いており、低未利用地となっている。現在は25日までアート展を開催している。
 東京地下鉄は、同地の取得・賃借権取得などを進めてきた。登記簿によると、東京地下鉄が賃借権や所有権を保有しているのは敷地面積530㎡程度となっている。用途地域は商業地域で、建ぺい率は80%、容積率は700%。
 東京地下鉄は、既にビル建設に向けた開発協議を進めている模様。南側角地は、交差点の四つ角のうち、唯一、角地に地下鉄・表参道駅の出入り口がなく、ビル開発にあわせて新たな出入り口の設置も検討しているようだ。