支援業務を6月公告/DBO方式採用 多目的交流センター/鹿児島県屋久島町 | 建設通信新聞Digital

5月10日 金曜日

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支援業務を6月公告/DBO方式採用 多目的交流センター/鹿児島県屋久島町

 鹿児島県屋久島町は、「屋久島町多目的交流センター(仮称)建設・管理運営事業」の事業者選定に向けた準備に着手する。アドバイザリー業務を6月に一般競争入札で公告し、7月中の開札を予定している。2024年度予算案には関連経費2871万円と27年度までの債務負担行為1023万円を設定した。事業手法はDBO(設計・建設・運営)方式を採用し、25年内の事業者選定・契約締結を目指す。
 老朽化が著しい屋久島離島開発総合センターと屋久島勤労者体育館の後継施設となる多目的交流センター(仮称)を整備する。
 新施設の導入機能は、観客席800席程度のホール兼アリーナやステージ、図書機能、子育て支援機能、控室・会議室などとする。導入機能を踏まえて作成したモデルプランによると、規模は3階建て延べ3100㎡。1階は図書室や調理室、事務室、防災備蓄倉庫など、2階にアリーナ、ステージなど、3階には観客席などを設けるとした。
 従来手法の場合の施設整備費は22億5000万円(税込み)。このうち、事前調査費・設計工事監理費などは1億5500万円、建設工事費などは20億5000万円を見込む。
 事業者の選定期間は10カ月を想定しており、25年内に事業者と契約を結び、26年12月までに設計を終え、27年1月ごろの着工、28年6月までの完成を目指す。計画地は同町宮之浦の宮之浦体育館とテニスコート西側の駐車場用地。基本計画策定支援はパシフィックコンサルタンツが担当している。