京丹後市庁舎増築棟/24年度早期に工事入札/改修2件も発注へ準備 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

関西

京丹後市庁舎増築棟/24年度早期に工事入札/改修2件も発注へ準備

完成イメージ
 京都府京丹後市は、庁舎増築棟の新築工事について、2024年度早々に入札公告したい考えだ。開札後、6月議会での承認を経て契約する。25年秋の完成を目指している。同年度中には峰山庁舎と大宮庁舎の改修工事もそれぞれ発注する。入札後、峰山は9月議会、大宮は12月議会で承認を得て契約する見込みだ。いずれも25年度末の完了を予定している。
 24年度予算案には、関係事業費として52億6086万円を計上している。このうち、新築と改修の工事費に49億2800万円、工事監理費に9800万円、備品購入費に1億9500万円を充てている。
 増築棟の規模は、RC造3階建て延べ3936㎡。改修する峰山庁舎の規模はRC造4階建て延べ3858㎡。大宮庁舎は同4117㎡。増築棟は、峰山庁舎の南側に隣接する峰山庁舎前駐車場の敷地(7813㎡)を活用して増築庁舎を建設する。
 基本計画の策定支援業務と基本・実施設計業務は内藤建築事務所が担当している。
 建設地は同市峰山町杉谷。
 この事業は当初、峰山庁舎と大宮庁舎に庁舎機能を集約し、峰山庁舎の敷地内に増築棟を建設する計画としていた。15年度には基本・実施設計業務を内藤建築事務所に委託したが、計画を見直すため16年度に契約を変更。その後、財政面の問題から増築を取りやめていた。
 20年8月からは、改めて庁舎機能の再配置について検討を始め、峰山庁舎、福祉事務所、旧丹波小学校、大宮庁舎の4施設を改修するとともに、点在する行政機能をその4施設に集約する計画を基本線としてきたが、旧丹波小学校の敷地が京都府の洪水浸水想定区域に含まれたため、小学校施設や福祉事務所を計画から外し、2庁舎の改修と増築棟の建設で対応することになった。