24年度早期に事業者選定/名駅西側広場地上部整備/名古屋市 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

中部・北陸

24年度早期に事業者選定/名駅西側広場地上部整備/名古屋市

 名古屋市住宅都市局は、2024年度早期に名古屋駅西側駅前広場地上部分の整備事業者の選定手続きに着手する。選定方法は未定。同年度予算案に26年度までの債務負担行為限度額11億8200万円を設定した。 広場地上部分は、27年度の工事完了を目指している。リニア開業に向けて必要な交通機能の確保と空間形成を行い、歩行者空間を拡大することで開放的な空間を生み出す。近隣エリアの中核を担い、駅とまちをつなぐ広場とする。
 広場内には、▽駅とつながる落ち着いた広場▽壁に囲まれた安心感のある広場▽まちとつながる活動的な広場--の三つの広場空間を整備する。交通施設にはタクシー乗車場などを設置するほか、実装を計画する路面公共交通システム「SRT」の乗降・待合空間を設ける計画だ。
 地上部完成後は、駅西側広場の地下空間や上空なども活用し、高速・観光バス乗降場を含めた交通結節機能を立体的に配置する。民間事業者と連携した魅力的な拠点形成にも着手する。