市野谷小学校が開校/新時代の学びに対応/流山市 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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市野谷小学校が開校/新時代の学びに対応/流山市

外観
テープカットする井崎市長(左から3人目)、齋藤経産大臣(同4人目)ら
 千葉県流山市は23日、市立市野谷小学校の開校式典と施設見学会を開いた。来賓や設計・工事関係者ら約80人が出席した。設計・監理はINA新建築研究所が担当し、建築・設備一括で新日本建設・安田建設JVが施工した。4月1日に開校する。
 校舎は「コンパクトなつくり 多目的な活用」をコンセプトとしている。全ての普通教室の窓側に多目的スペースを設け、多様な学習に対応可能な空間を確保した。当面使用しない空き教室には、新時代の学びに対応した教育環境として、最先端技術を盛り込んだ「未来の教室」を整備した。
 式典でははじめに、井崎義治市長が「今日のコミュニケーションツールやAI(人工知能)技術は日進月歩で変化し続けている。そのような社会に対応できる力を培って欲しい」とあいさつした。
 続いて、来賓の齋藤健経済産業大臣らが祝辞を寄せた後、井崎市長からINA新建築研究所の加藤朋行社長、新日本建設の高見克司社長、安田建設の安田進一代表取締役らに感謝状が贈呈された。その後、井崎市長や齋藤経産大臣ら6人でテープカットした。
 同校の規模はRC一部S造4階建て延べ1万2239㎡で、建設地は流山市市野谷283の敷地2万㎡。
 流山市は、つくばエクスプレスの開通や、同沿線一帯の土地区画整理事業などの影響で、児童生徒数が急増している。
 市内では今春、市野谷小学校に加えて南流山第二小学校が新規開校するほか、南流山中学校が東洋学園大学跡地に移転開校を予定している。