徳島県、業務にCIM活用/来月以降、成績評定で加点 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

行政

徳島県、業務にCIM活用/来月以降、成績評定で加点

 徳島県は、5月1日以降に入札公告または指名通知する業務にCIMを活用する。対象は、県土整備部と各総合県民局県土整備部が発注する測量、地質・土質調査、設計、計画の各業務となる。小規模や災害復旧など緊急性が高い業務は除く。四国4県では、2022年度に「BIM/CIM活用業務実施要領」を策定した高知県に続いて2例目。
 CIM試行要領の策定は、23年3月に策定した『徳島県インフラDX推進プラン』に基づく取り組みとなる。3次元データを利活用することで現場の効率化を進め、地域の守り手となる建設産業を持続的に発展させる。
 発注者指定型は特記仕様書に活用内容を明記する。発注者指定型以外は全ての詳細設計業務で受注者希望型を適用し、内容は受発注者協議で決める。費用は受注者から見積もりを徴収した上で設計変更時に計上する。CIM活用業務を実施した場合は、委託業務成績評定で加点する。