25年4月から設計着手/BTO給食センター7月上旬公告/さぬき市 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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25年4月から設計着手/BTO給食センター7月上旬公告/さぬき市

 香川県さぬき市は、「さぬき市学校給食共同調理場施設整備及び運営PFI事業」を7月上旬に総合評価一般入札で公告する。PFI手法のBTO(建設・譲渡・運営)方式で委託し、事業期間は2042年3月31日まで。入札参加資格審査書類は9月上旬まで、入札書と提案書は11月中旬まで受け付ける。ヒアリング・プレゼンテーションなどを実施後、12月下旬に落札者を決める。参加を希望する市内企業と活用する入札参加者がコンタクトを取るための事前エントリー制度を導入する。
 参加形態は、複数企業で構成するグループ。設計企業の参加資格は、「測量及びコンサルタント等業務」の建築関係建設コンサルタントに登録している1級建築士事務所。建設企業は、建築工事一式の総合評定値が1000点以上あること。設計、建設ともにJVでも参加可能となる。少なくとも1社は、公共施設延べ1900㎡以上の実績が必要となる。
 スケジュールは、25年4月から27年1月までを設計と建設に充てる。27年1月に所有権を移転し、開業準備に入る。27年4月から15年間にわたり維持管理・運営する。
 老朽化する大川(大川町富田中3163)と志度(志度710)の両学校給食共同調理場を統合再整備する。新たな給食センターの規模はS造2階建て、1日当たりの調理能力は3000食を見込む。建設地は旧富田小学校(富田西2595-2)跡地。基本計画とPFI可能性調査はエイト日本技術開発が担当した。
 PFIによるBTOの概算事業費は、45億2107万円を見込む。内訳は、施設整備費20億5955万円、運営費20億5651万円、維持管理費4億0500万円。