ドイツパビリオン起工式/循環型社会を共創/大阪・関西万博 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

関西

ドイツパビリオン起工式/循環型社会を共創/大阪・関西万博

完成イメージ
鍬入れ
 ドイツ政府は4月10日、2025年日本国際博覧会に出展するパビリオンの起工式を大阪市此花区夢洲の現地で開いた。メラニー・ザクシンガー大阪・神戸総領事など多くの関係者が出席し、無事の完成を祈願した。
 冒頭、ザクシンガー総領事は「1年後、多くの方々をこの場所に招くことを楽しみにしている」とあいさつした。
 続いてドロテア・シュッツ気候保護省対外経済振興特別施策専門部署長が「鍬(くわ)入れという伝統的な儀式を経て、いよいよ建設が始まる。持続可能な社会の実現に向けたアイデアを紹介していきたい」と述べ、鍬入れを行った。
 パビリオンは、木造平屋建てで、展示面積約900㎡。企画・設計・施工・制作は2025年大阪・関西万博ドイツパビリオン推進委員会が務める。構成員はfacts and fiction(ドイツ)とGL events(フランス)、LAVA(ドイツ)。
 日企設計が監理業務、鹿島が掘削・基礎工事を担当する。2025年3月の完成を目指す。
 「わ!ドイツ」と銘打ったパビリオンは「循環型社会の共創」をテーマとする。再利用可能な資材で円柱状の木造建築物などを構成し、循環社会の輪や自然と技術の調和を表現する。