4月18日まで参加申込/製作拠点の常設検討/青森県ねぶた祭実行委 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

北海道・東北

4月18日まで参加申込/製作拠点の常設検討/青森県ねぶた祭実行委

 青森県の青森ねぶた祭実行委員会(委員長・佐藤健一青森観光コンベンション協会長)は、ねぶたラッセランド整備調査業務の公募型プロポーザルを公告した。コンベンション協会が毎年設営している制作小屋の、常設と仮設を比較しながら、最適な整備手法を検討する。参加申込書は18日まで受け付ける。提案書の提出期限は5月9日。17までにプレゼンテーション審査し、下旬に最優秀提案者を特定する。履行期限は2025年3月末。契約上限額は1269万4000円(税込み)。
 製作小屋は1台・棟当たり、横15m×奥行き15m×高さ7m以上で、24台分を想定している。構造は常設がシステム建築を採用したS造で、仮設はS造のテントシートとする。設備は非常口や照明、換気、流し台などで、常設は電動シャッターを設ける。
 業務内容は、常設型の建設候補地をJR青森駅周辺で検討するとともに、用地取得費などの課題を整理する。仮設型は従来の場所を基本に、青森市内の県・市有地から提案する。常設・仮設それぞれの整備費とランニングコストを算出し、整備手法をまとめる。常設型は民間活力導入の可能性や、ねぶた製作期間外の利活用方法なども探る。制作小屋は例年5-8月に、同市安方1-2-1にある青い海公園内に大型山車灯籠「ねぶた」の製作拠点「ねぶたラッセランド」として設置・運営され、制作者の作業風景が見学できる人気の観光場所にもなっている。一方で、小屋の老朽化が進み、雨漏りなどがあるほか、制作者らが安全性の不安や作業スペースの狭あい化などから常設を求めていた。