熊本市は、中心市街地の新たな浸水対策として雨水貯留管の整備検討に着手する。2025年8月の大雨で甚大な浸水被害が発生した下通周辺をはじめ、中心市街地の浸水対策を強化する。今後、ルートや口径、延長などを検討する基本設計業務を競争入札で委託する。
計画では、築47年が経過し老朽化が進む花畑第2ポンプ場(中央区手取本町)を廃止し、公道直下に雨水貯留管を新設する。対象範囲は、同ポンプ場の担当区域約17ヘクタールに、浸水の恐れがある区域を加えた約60ヘクタール。整備目標は1時間当たり75ミリの降雨への対応を軸に検討する。
雨水貯留管には、既設の下水道管に流しきれない雨水を一時的に取り込む。合流式下水道区域が対象となり、貯留した水は河川へ直接放流せず、降雨後にポンプでくみ上げて既存の汚水管に流す。検討・基本設計に2ー3年、工事に3―5年程度、完成まで最大約8年を想定している。25年度の基礎検討業務は建設技術研究所が担当した。
