ヒューリックは、千葉県成田市の下福田地区に新築する総延べ約46万㎡の国際航空貨物対応の大型物流施設「国際航空貨物コンビナート」の開発行為(造成など)を、五洋建設の施工で進めている。工期は1月14日から2026年12月31日まで。開発行為の設計は昭和が担当した。
国際航空貨物コンビナートは倉庫5区画、事務所1区画、井戸1区画、電力施設1区画で構成する。23年8月の発表によると、5階建て延べ約7万8250㎡の「物流施設1-1」、5階建て延べ約8万4000㎡の「同1-2」、5階建て延べ約8万4000㎡の「同1-3」、3階建て延べ約11万3100㎡の「同2」、5階建て延べ約9万㎡の「同3」、2階建て延べ約1万㎡の「共用施設」の6棟総延べ約45万9350㎡を建設する計画となっている。
物流施設には、温度コントロールができる冷蔵・冷凍倉庫の機能を設け、上屋施設には行政機関の誘致を計画している。調節地も2カ所整備する。成田空港C滑走路が供用を開始する29年3月の施設稼働を目指す。
下福田地区(成田市下福田字栗山336ほか)は、成田国際空港から北西約9㎞の県道18号成田安食バイパス沿いに広がっている。敷地面積は約45.62haで、24年8月に都市計画決定した。同地区は地域未来投資促進法に基づく「成田新産業特別促進区域」基本計画の中で、特に重点的に地域経済牽引事業の促進を図るべき区域(重点促進区域)に設定されている。