【国際航空物流拠点45万平米を計画】千葉・成田で29年3月稼働/ヒューリック | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【国際航空物流拠点45万平米を計画】千葉・成田で29年3月稼働/ヒューリック

完成イメージ


 ヒューリックは、千葉県成田市の下福田地区約45haに国際航空貨物対応の物流施設5棟などで構成する「国際航空貨物コンビナート」を開発する。施設規模は6棟総延べ約45万9350㎡を計画している。今後、農振除外や開発許可、林地開発、農地転用などの開発許認可手続きを2024年度途中までに終えた後、24年度中に造成工事に着手する予定だ。建築工事を経て、成田空港C滑走路が供用を開始する29年3月の施設稼働を目指す。

 施設は、5階建て延べ約7万8250㎡の「物流施設1-1」、5階建て延べ約8万4000㎡の「同1-2」、5階建て延べ約8万4000㎡の「同1-3」、3階建て延べ約11万3100㎡の「同2」、5階建て延べ約9万㎡の「同3」、2階建て延べ約1万㎡の「共用施設」の計6棟を建設する。同3は四つ、残る物流施設4棟はそれぞれ二つのランプウェイを備える。温度コントロールができる冷蔵・冷凍倉庫の機能を設ける。2カ所に調整池も整備する。

 通関や検疫などの機能を付加することを目指しており、実現すればワンストップで航空貨物を取り扱うことができるようになる。

 開発エリアの下福田地区は、成田国際空港から北西約9㎞の県道18号安食線沿いに広がる約45ha。地権者50人との土地の売買契約は8月に完了した。予定地内の一部には農地があることから、地域未来投資促進法の弾力的活用による諸手続きの早期完了を目指す。

 

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