東京都港区で計画が進む「三田五丁目西地区市街地再開発事業」の環境影響調査書案がまとまった。規模はRC一部S造地下2階地上45階建て延べ8万2500㎡。最高高さは167.5m。再開発準備組合は、2026年度に着工し、30年度の竣工を目指す。21日から港区役所などで縦覧している。
対象区域は、三田5-14ほかの敷地7820㎡。このうち4600㎡を建築面積に充てる。高層棟は住宅、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)、低層棟はSOHOや事務所、店舗、工場などで構成する。
敷地北東側と南西側には広場を設置し、東側には児童遊園を整備する。低層棟の一部に、地上部緑化に加えて屋上広場を整備し、児童公園と広場・屋上広場が一体となる街区公園規模の広場を創出する。
防災面では、帰宅困難者のための一時滞在施設の設置や、一時避難スペースとして想定している児童遊園にかまどベンチなどを設置する計画だ。
環境影響調査書の作成は日本工営が担当した。事業協力者は住友不動産。コンサルタントとしてINA新建築研究所が参画している。