住友不動産は、東京都千代田区の神田駅東側に位置する一街区内にある、小規模なビルなど14棟の解体工事を進める。施工は全てアサノ大成基礎エンジニアリングが担当しており、10月下旬までの完了を目指す。
場所は、神田駅から徒歩3分ほどに位置する、鍛冶町2丁目。南側に旧今川中学校があり、北側は神田駅東口大通りに接している。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率600%。
同街区内には小規模ビルなどのほか、時間貸し駐車場などもある。
千代田区が2021年5月に改定した「千代田区都市計画マスタープラン」では、神田駅を中心に江戸以来のまちの文脈を大事にしつつ、中高層を基本とする神田駅東口周辺の複合市街地から日本橋にかけて、「多様な人が柔軟なスタイルで住み、働き、訪れ、交流する災害に強いまちをつくる」とした。
解体する建物の規模は次のとおり。
▽国泰神田ビル(鍛冶町2-5-8)=RC造5階建て延べ328㎡。
▽KABEビル(鍛冶町2-5-8)=RC造5階建て延べ225㎡。
▽原島ビル(鍛冶町2-5-9)=S造6階建て延べ169㎡。
▽個人邸(鍛冶町2-5-10)=木造2階建て延べ66㎡。
▽藤平商店ビル(鍛冶町2-5-10)=RC造3階建て塔屋1層延べ138㎡。
▽東京硝子器械ビル(鍛冶町2-5-10)=RC造地下1階地上4階建て塔屋1層延べ195㎡。
▽東京硝子器械ビル(鍛冶町2-5-10)=SRC造地下1階地上5階建て延べ261㎡。
▽ミハラビル(鍛冶町2-5-11)=RC造5階建て延べ337㎡。
▽ミハラビル(鍛冶町2-5-12)=S造3階建て延べ134㎡。
▽個人邸(鍛冶町2-5-7)=SRC造地下1階地上5階建て延べ222㎡。
▽岡ビル(鍛冶町2-5-7)=RC造地上3階建て塔屋1層延べ85㎡。
▽第二広栄ビル(鍛冶町2-5-14)=RC造地下1階地上5階建て延べ593㎡。
▽林精密ビル(鍛冶町2-5-1)=RC造5階建て延べ406㎡。
▽個人邸(鍛冶町2-5-4)=木造2階建て延べ66㎡。