住友不動産は、東京都北区の旧西友赤羽店跡地で延べ約3万5000㎡の共同住宅を新築する。設計施工は五洋建設が担当。2026年3月上旬に着工し、29年8月下旬の完成を目指す。
建築計画名は「(仮称)赤羽二丁目計画」。建物の規模は、RC一部S造地下1階地上26階建て延べ3万5513㎡。高さは99m。基礎は現場造成杭と既製杭を使用する。共同住宅は総戸数302戸を設けるほか、店舗、駐輪場、駐車場も整備する。
建設地は、JR赤羽駅東口から東へ徒歩5分に位置する赤羽2-1-4ほか。敷地面積は3688㎡で、このうち3058㎡を建築面積に充てる。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率600%。
住友不動産は、22年12月に西友から計画地を取得した。23年11月からは旧西友赤羽店をアサノ大成基礎エンジニアリングの施工で解体していた。
区は、同駅周辺エリアを対象にした「赤羽駅周辺地区まちづくり基本計画」の策定を進めている。駅東側の赤羽一丁目で進む三つの再開発事業を契機に、大規模な土地利用転換を見据えて、駅周辺の大規模公共公益施設の効果的な更新策などを検討する。