【開場式】地場産木材を活用し「山形らしい」空間 山形市総合スポーツセンター野球場が完成 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【開場式】地場産木材を活用し「山形らしい」空間 山形市総合スポーツセンター野球場が完成

 山形市が本間利雄設計事務所+地域環境計画研究室の設計・監理、安藤ハザマ・山形建設JVらの施工で整備を進めていた市総合スポーツセンター野球場が完成し、15日に待望の開場式が開かれた。
 規模は、PCaPC(プレキャスト・プレストレストコンクリート)一部RC造3階建て延べ7298㎡。両翼100m、センター122mで、ダグアウトや本部室、会議室、更衣室、放送室、審判員室、記者室など諸室のほか県内最大の屋内練習場を左右に配置。スタンドは内外野あわせて1万2272席を備える。
 スタジアムベンチは、濃淡2色の緑色にカラーリングし、山形盆地を囲む山並みの重なりを表現しているほか、躯体と外壁はコンクリート打ち放しとして同センターの他施設と同調させている。さらに、正面玄関の天井や内装材に地場産木材を活用し、「山形らしさ」「親しみ・楽しみ・活気」ある空間を演出している。
 建設地は同市落合町の同センター敷地内。
 この日の式典には佐藤孝弘市長、建築家の本間利雄氏、安藤ハザマの野村俊明社長らを始めとする多くの関係者が出席。冒頭、あいさつに立った佐藤市長は「本スタジアムは野球専用の人工芝や屋内練習場など最新の機能を備えている。このしっかりした球場で選手がハツラツとプレーすることを願っている」と、今後の活用に期待を寄せた。
 このあと、代表者がマウンド付近でテープカットを行い、開場を盛大に祝った。

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