東急建設JVは、バングラデシュ人民共和国の「マタバリ港アクセス道路建設工事(中央工区)CW-3b」と「同(東工区)CW-3c」を受注した。JVとしての受注額は約720億円。工事期間42カ月で、2029年の竣工を予定する。3月25日に首都ダッカで、発注者である同国道路交通橋梁省道路交通国道局道路国道部と契約調印式を開いた。
同事業では政府開発援助(ODA)により、バングラデシュ国チョットグラム管区コックスバザール県で新たに開港する多目的商業港であるマタバリ港と国道1号線を結ぶマタバリ港アクセス道路の高架橋・盛土道路を建設する。コンテナ貨物需要の増大が見込まれる中で、バングラデシュ国内や周辺国との物流促進に貢献する。
受注者は東急建設・Max InfrastructureJV。東急建設としては、16年に受注したダッカ都市交通整備事業(MRT)6号線1工区の車両基地造成工事、22年のMRT1号線1工区の車両基地造成工事(工事進捗中)に続くバングラデシュで3件目の工事となる。