泉町2丁目北地区市街地再開発準備組合(宇野光一理事長)は、水戸市内で計画している同再開発事業の事業協力者にマリモ(広島市)を選定した。伊勢甚本社(水戸市)の中央ビルを建て替え、業務・店舗、共同住宅で構成する再開発施設を整備する。2026年度の都市計画決定、28年度の本組合設立、29年度の権利変換計画認可を予定している。30年度から既存施設の解体工事や新築工事に着手し、33年度の完成を目指す。
整備内容や事業概要が固まった段階で、事業提案競技方式による特定業務代行者の公募を想定している。
再開発施設の規模は、RC造13階建て延べ約3万1700㎡。内訳は金融機関や業務・店舗が約1万2600㎡、地域貢献施設が約1000㎡、約80戸の共同住宅が約8100㎡、約200台の駐車場が約1万㎡。高さは57mで、建築面積は約3200㎡。
整備方針では、水戸市民会館、水戸芸術館、京成百貨店が立地する周辺エリア「MitoriO(ミトリオ)」との連携、地域貢献施設の整備、複合機能型ビジネス拠点機能や生活支援機能の導入などを掲げている。
施行区域は、水戸市民会館から道路を挟んで西側の国道50号北側に広がる同市泉町2-3-2ほかの約6000㎡。このうち計画敷地面積は約4300㎡となる。
コンサルタント業務は、都市環境研究所が担当している。