国土地理院などは、国などが保有する防災に役立つ地理空間情報のオープンデータ化に向け、利用しやすいデータの提供方法を検討し、防災に関する地理空間情報の活用推進を目的に14年度から災害時などに役立つアプリの公募・普及に取り組んでいる。
17年度は、9月21日に実施した学識経験者などによる審査委員会で、事前防災対策や災害発生時の有用性の観点から審査し、受賞者を決めた。
大賞の「SHS災害・info」の開発コンセプトは「助けられる側から助ける側へ」。宮崎市民を対象に災害に対する心構えを持つことや、災害発生時の安全確保、救助活動補助を目的に開発した。
登録地周辺と現在地周辺の指定緊急避難場所、指定避難所、洪水予測を確認することができるため、災害発生時に安全な場所への迅速な避難に役立つ。「安全確認メール」では、文章を定型文にすることで、学校へ自分の安否情報などを送ることができる。非常持ち出し物品リストは、表示している物品をすべてそろえるまでの割合を画面上に表示し、100%にするまでの達成感を持てるよう工夫した。
審査委員からは、地域での自助のきっかになることや、安否確認機能、各種速報表示機能、持ち出し物品リストなどの実装が評価された。
防災アプリ賞の5件は次のとおり(カッコ内は受賞者、敬称略)。
▽防災INSIGHT(斎藤仁志)▽登山・防災用GPSオフラインマップアプリ:SkyWalking(DEEP KICK・com 本多郁)▽ハザードチェッカー(兵庫県立大学応用情報科学研究科有馬昌宏研究室)▽火山重力流シミュレーションエナジーコーンモデル・高速版(産業技術総合研究所シームレス地質情報研究グループ)▽さいれぽ(東海大学さいれぽ・まちれぽ製作委員会)。

