【関電工・競技大会】技術の深化、技能の継承を3500人を前に披露! 最新技術も紹介 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

公式ブログ

【関電工・競技大会】技術の深化、技能の継承を3500人を前に披露! 最新技術も紹介

 関電工は18日、茨城県牛久市の人材育成センターで「技術の深化・技能の継承-明日の技術で未来を灯す」をテーマに、2017年度(第13回)の技術・技能競技大会を開いた=写真。会場では、技能五輪全国大会のメダリストらによる作業実演のほか、現場を支援するICTツールや天井配線ロボットといった最新の技術なども紹介。取引先や工業高校などを含め、全国から総勢3500人以上が詰めかけた。
 開会式で森戸義美社長は「われわれは日ごろより、安全・安心の確保や効率化・省力化、お客さまのニーズに応える技術などの開発に取り組んでいる。技術の深化、技能の継承は経営の最重要課題。電力の安定供給を支え、そしてお客さまの設備をつくり、守ることが当社の社会的使命であり、先人から受け継いできたDNAでもある。作業実演などを通して、われわれの目指す姿を感じ取っていただければ」とあいさつした。
 各部門の精鋭計115人が参加した技能競技は、技術者と技能者が協力して課題に挑むチーム制で、基本作業の正確性や安全性、品質を競った。内線部門は制御盤点検作業、情報通信部門はアクセス回線供給作業、架空配電部門は鋼管解体作業、地中配電部門は6600ボルトCVTケーブル接続作業などを実施した。
 審査の結果、内線は北関東・北信越営業本部B、情報通信は三東電気工事、架空配電は配電本部埼玉配電支社、地中配電は配電本部神奈川地中配電支社の各チームが、それぞれ優勝に輝いた。
 技能五輪出場選手らが高度な技を披露する作業実演では、新たに空調管工部門も設け、総合設備企業であることをアピールした。このほか、架空送電工事におけるドローン活用の実演や、電気通信大学人工知能先端研究センターの坂本真樹教授によるAI(人工知能)に関する講演会も行われた。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら