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仕事のやりがいや社会的意義など建設業界の魅力を伝えるキャリア教育授業で異色のコラボレーションが実現した。清水建設と人材サービスなどを運営するディップは6日、千葉県市川市の市立北方小学校で「建設業×ダンスの特別授業」を開いた。ディップが提供する「バイトルKidsプログラム」の一環となる。6年生44人を対象に、グループディスカッションや魅力発見インタビューのほか、プロダンサーと建設をテーマにしたダンスを踊り、建設とダンスそれぞれの仕事の楽しさを伝えた。

特別授業は前半が建設、後半がダンスの2部に分けて構成。建設パートでは、工種ごとに分かれて建設現場で働く技術者や技能労働者が実際に使用する道具や部材を紹介したり、児童が仕事内容などを質問した。工種は、▽土木全般▽とび工事▽木工事▽ガラス工事▽建築監督–の五つで、清水建設の協力会社で構成する兼喜会の社員などが中心となって質問に答えた。
児童たちは「大阪万博の大屋根リングはどれくらいの日数で完成したのか」「コンクリートには時間制限があると聞いたが気をつけていることは何か」などの専門的な質問のほか、「仕事で一番苦労したことは何か」「どうしてその仕事に就いたのか」といった仕事に対する素朴な疑問を投げかけた。質問は子どもたち自身が考えたという。
ハーネスを実際に着用した男の子は「重かった。付けながら現場を歩くのは大変ですごいことだと感じた」と感想を述べた。防災ガラスの性能を実際に触って体験した児童からは「思い切り叩いても飛び散らなくて驚いた」との声が上がった。ほかにもシールドマシンが高さ10mを超えることや建築監督が大勢の職人をまとめていることに驚く声もあった。
後半のダンスパートでは、ディップが運営するプロダンスチーム「dip BATTLES」のメンバーが中心となって、建設パートの工種ごとにイメージしたダンスを踊った。メンバーと工種は、NAKIが土木、KiLaRiがとび、MARINが木工事、LIL’BEANがガラス工事、SHOが建築監督を担当した。
ダンスはメンバーが実際の建設現場の映像を見て、工種ごとに職人の動きをイメージして振り付けを考案。自然と向き合うクレーンオペレーター、工事の先頭を行くとび、ダイナミックな骨組みを組み立てる鉄筋、鉄より堅いガラス素材を扱う内装、ものづくりのストーリーをつくる大工を表現した。
子どもたちはメンバーの動きを見たり、指導を受けながらダンスを練習し、工種ごとにチームとなって息を合わせた踊りを発表した。
授業に参加した児童は「建設業はさまざまな職種のプロが力を合わせて建築物をつくっていることを知り、協力する大切さを学んだ」「建設を表現するダンスがすごかった」と感想を語った。
清水建設建築総本部購買本部サプライチェーン強化センターの岡田直之センター長は「今日体験した建設業やダンスのことが思い出となってくれたらうれしい。将来職業を選択するときの参考にしてほしい」と締めくくった。
バイトルKidsプログラムは小学生向けのキャリア教育プログラムとなる。この一環で、清水建設が中心となってプログラムを作成し、特別授業を実施した。
参加した協力企業は次のとおり。
▽石井組▽金子架設工業▽銘建工業▽タナチョー。


