
成田国際空港会社(NAA)は、「新しい成田空港構想」で計画している新貨物地区のマスタープラン策定業務を委託する企画競争を実施した結果、梓設計・日建設計・パシフィックコンサルタンツJVに決め、4月27日付で契約した。貨物上屋、フォワーダー施設などの関連施設を対象に、基本ビジョン・運用コンセプト、地区全体基本計画・配置計画などを検討する。
新たな成田空港構想では、新貨物地区の施設規模について、ステップ1-2完了時で延べ16万5000㎡(うち作業エリア13万8000㎡)、年間取扱能力280万tとし、ステップ3完了時に延べ20万㎡(うち作業エリア16万㎡)、年間取扱能力350万tとしていた。2030年代初頭の新貨物地区共用を目指しており、ステップ2までの事業費は旅客施設・貨物施設を合わせて8000億円程度を見込む。
「『新しい成田空港』構想新貨物地区マスタープラン策定業務」では、貨物上屋、フォワーダー施設、代理店ビル、棟間搬送用立体通路、CIQ(税関・出入国管理・検疫)合同庁舎の施設計画、建築設備計画、環境配慮のほか、地区内構内道路や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)IC・空港隣接地との接続計画、エネルギー施設計画、電力・熱源・衛生、経路計画、雨水処理計画、共同溝計画などをまとめる。履行期限は27年8月20日。
1月には、航空会社やフォワーダー、運送事業者などで構成する「成田空港新貨物地区検討協議会」を立ち上げており、関係者の意見を取り入れながら、世界最高水準の効率性・生産性の実現や、3国間の継越需要の取り込める計画とする。圏央道とのスムーズなアクセスが可能な施設や隣接地域と合わせた一帯の土地を総合保税地域とすることも計画している。
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