【日建連】イラスト多用でリアルにわかりやすく 『施工がわかるイラスト建築生産入門』発刊 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【日建連】イラスト多用でリアルにわかりやすく 『施工がわかるイラスト建築生産入門』発刊

 日本建設業連合会の建築生産委員会(蔦田守弘委員長)は、1つの建築物の着工から完成、維持・保全までのプロセスを実践に基づいたストーリー仕立てで分かりやすく解説した『施工がわかるイラスト建築生産入門』を発刊した。800点超のイラストを中心に現場のリアルを凝縮し、読むだけで疑似体験できる内容を心掛けた。編集の中心的役割を果たした同委員会の木谷宗一施工部会長は、「現場の魅力を埋め込みながら、品質問題や企業の社会的役割といったトピックも散りばめている。大学や専門学校の学生、ゼネコンの新人教育に役立つ内容になっている」と説明する。
 編集に当たっては、ものつくり大学と共同で企画を手掛け、施工部会のワーキングで具体的な作業を進めた。大学などの教育機関では、各専門分野の内容を分かりやすく理解できるように工夫した教科書が多数あるが、図版や写真よりも文字が多く、若者にとって難解な部分も多いことから、「現場で何をやっているかが手に取るように分かる」(木谷部会長)ことにこだわり作成することにした。
 入門は、▽建築生産のしくみ▽着工から竣工まで▽維持・保全・改修工事▽解体--の4部構成で、架空のビルをモデルに、その現場で働くゼネコンと専門工事業者が一丸となった取り組みを時系列で解説している。
 本文で紹介しきれなかった関連キーワードは巻末にまとめている。精緻なイラストはイラストレーターの川崎一雄氏が担当した。書籍はA4判208ページで価格は3200円(税別)。彰国社から販売する。

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