【ひらけ築地本願寺】身近な存在目指して新施設が完成! 伊東忠太の設計思想を受け継ぐ | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【ひらけ築地本願寺】身近な存在目指して新施設が完成! 伊東忠太の設計思想を受け継ぐ

 築地本願寺の境内整備とインフォメーションセンター、合同墓の新設工事が完了し、7日に完成慶讃法要が、本願寺江戸御坊創建400年記念法要と合わせて東京都中央区の同寺本堂で盛大に執り行われた。
 ライフスタイルや家族構成が大きく変化する中で、より多くの人々に開かれた、身近な存在となることを目指して新たな施設を整備するとともに、境内が備えていた価値を顕在化させる改修を実施した。インフォメーション棟はS造2階建て延べ884㎡、合同墓はRC一部S造地下1階地上1階建て延べ353㎡の規模。

感謝状を受ける三菱地所設計の竹内晋一副社長(左)

 設計は三菱地所設計、施工は松井建設が担当。現本堂の設計者である伊東忠太の設計思想を尊重し、往事の景観を復元しつつ新たな機能を融合。多くの参拝者や観光客でにぎわう環境下にあって実質10カ月の短工期を徹底した安全と品質、工程管理で克服した。

松井建設の松井隆弘社長(左)

 法要に先立ち開始式があり、安永雄玄宗務長が「“ひらけ築地本願寺”をスローガンに、より開かれたお寺として安らぎの時間と空間を提供し、人生のさまざまな悩みに対する相談にも対応する首都圏における念仏の中心道場としての役目を果たしていくことで、自他共に心豊かに生きることのできる社会の実現という基本理念を実現していきたい」とあいさつしたあと、三菱地所設計の竹内晋一副社長と松井建設の松井隆弘社長に感謝状を手渡し、労をねぎらった。

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