【東京駅前常盤橋プロジェクト】街区名称が「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」に決定 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【東京駅前常盤橋プロジェクト】街区名称が「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」に決定

 三菱地所は、東京駅前常盤橋プロジェクトの街区名称を「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」に決めた。2021年6月の竣工を目指すA棟は「常盤橋タワー」、23年度の着工、27年度の竣工を目指すB棟は「Torch Tower(トーチタワー)」とする。トーチタワーと約7000㎡大規模広場の設計に当たり、三菱地所設計と藤本壮介氏、永山祐子氏、福岡孝則氏でチームを組んだ。

全体開業時外観イメージ


 三菱地所の吉田淳一社長は17日の記者会見で「地方との連携を含めて、日本を明るく元気に発展させる中心的な役割を担うプロジェクトだ。国際金融拠点機能など、日本の新名所をつくっていきたい」と述べた上で、新型コロナウイルス感染拡大によるオフィス需要の変化について「常盤橋を含む大丸有エリアは、戦略的意思決定部門やそれをサポートする法律事務所、監査法人、コンサルタントが集まっている。専門的なノウハウを加味しながら対面で議論することが必要なはずで、そこが当エリアの価値だ。新しい魅力をさらに付加する事業となる」と力を込めた。

 新型コロナウイルス感染症を経たニューノーマルへの対応として、A・B棟の間の大規模広場(約7000㎡)など計2万㎡の屋外空間を整備する。B棟の低層部分には空中散歩道(歩廊)とその終着地に広がる屋上庭園、62階・屋上階には屋外空間併設の展望施設「天空の丘」を設置する。

 約100室の国際級ホテル、約2000席のホールなども配置する計画だ。

 計画地は、東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目の約3.5ha。B棟の規模は地下4階地上63階建て延べ約54万4000㎡を見込む。A棟、変電所棟、下水道局棟と合わせて総延べ約74万㎡の規模となる。A棟は地下5階地上40階建て延べ約14万6000㎡の規模で、設計は三菱地所設計、施工は戸田建設が担当している。

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