震災など災害被害者の支援活動と「紙管」を使った 革新的な構造デザインで世界的に知られる建築家、坂茂氏に「マザー・テレサ社会正義賞」が授与されることが決まった。同賞を運営するインドのハーモニー財団が明らかにした。建築家として、また日本人としても初の受賞となる。授賞式は12月10日にインド・ムンバイで開かれる。
　同賞は、2005年にムンバイのアブラハム・マサイ博士が同財団を設立し創設したもので、平和、調和、社会正義の促進を目指す個人または団体に与えられる。
　同財団では、過去20年余に及ぶ“災害建築家”としての坂氏の人道的活動について「彼の建築が持つ力を通して、世界をより良い場所へと変えてきた。災害支援を通して彼が行ってきた人類への貢献、革新と慈悲は、予算によって限定されるものではないことを証明している」と高く評価している。

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