【明翫組新社屋が完成】地域と繋がる建物目指す | 建設通信新聞Digital

5月16日 木曜日

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【明翫組新社屋が完成】地域と繋がる建物目指す

 明翫組(金沢市、明翫圭祐社長)の新社屋が完成した。RCと木の混構造にすることで、同社事業の柱である土木と建築を表現した。1階に貸しスペースを設けるなど「地域とつながる建物」(明翫社長)を目指した。

ファサード

 1973年に建設した本社社屋(泉野町)が老朽化し、前面道路が緊急輸送道路になっていたこともあり、現在地改築を決断した。
 構造はRC一部木造で、コンクリートが「土木事業」、木で「建築事業」を表現しているという。周辺への圧迫感を軽減するため地下1階地上2階建てとした。延べ床面積は633㎡。内部はスキップフロアで多層化したことにより左右上下に抜けのある空間が生まれ、緑をふんだんに添えて清涼な開放感を演出している。コンクリートは杉板型枠を使った打ち放しとし、内壁は珪藻土(けいそうど)を使った。

会議室:町内会など地域にも貸し出す


明翫社長

 設計はK2-DESIGN(広島市)。 自社で施工し、工期は2021年4月-22年6月。
 同社は、 創業からことしで105年目を迎える。 5代目となる明翫社長は「(社屋建て替えは)一大事業だったが、建設業の社屋の在り方、 ひいては建設業の今後のあるべき姿を考える良い機会になった」 と話す。



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