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【東京・新アートランドマーク】損保ジャパン日本興亜新美術館 西新宿で芸術の一大拠点目指す

最終更新 | 2019/06/10 15:35

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 東京・西新宿で芸術の一大拠点となる“アートランドマーク”を目指した「(仮称)損保ジャパン日本興亜新美術館計画」が、大成建設・清水建設・鴻池組JVの施工で進む。損害保険ジャパン日本興亜本社ビル内の美術館に展示している洋画家・東郷青児の作品や、ゴッホの『ひまわり』など数々の名画が収められ、象徴的な外観とともに文化や芸術を広く発信する。大成建設の宮岡勝士作業所長は「設計に込めた思いを形にする難しさはあるが、人が集まる美術館をつくりあげる」と力を込める。 損害保険ジャパン日本興亜発注の同工事の規模は、RC一部SRC造地下1階地上6階建て延べ3956㎡。設計・監理は大成建設。11月20日の建物完成、2020年6月10日の外構改修工事引き渡しを予定している。

計画地は損保ジャパン日本興亜本社ビル(左)の東側に位置する(中央)

これが完成予想


 1階はエントランスホール、2階はカフェや売店、3-5階は展示スペースとなる。1-2階の一部は、くり抜くようにガラスカーテンウォールが設置され、開放性を確保するとともに、隣接する歩道から本社ビルが見通せる構造とした。
 計画地は、損保ジャパン日本興亜本社ビルの東側に位置し、西新宿地区まちづくり指針で構想する「西新宿アートストリート」の入り口が隣接するため、「単純な美術館ではなく、アートとしての彫刻的な美術館」(中藤泰昭設計本部建築設計第一部設計室長)を目指した。東郷青児の作品からも着想を得た曲線で構成しつつ、鋼板をつなぎ合わせた目地の見えない特徴的な外観となっている。
 1枚2m×5mの鋼板には、工場で20cm間隔の化粧用ビードを施した。その化粧用ビードと、鋼板をつなぐため現場で溶接したビードが等間隔で入り混ざることで、あたかも継ぎ目のない彫刻的な外観を実現する。中藤室長は「ゴッホが強い筆圧で描いたように、ビードが施工者の筆跡のように表現されている」と語る。

鋼板には化粧用ビードと組み立ての溶接ビードが等間隔に現れる

 施工では、床コンクリートを打設し2階分の鉄骨を建てた後、鉄骨と仮設足場の約50cmの隙間からタワークレーンで鋼板を下ろし、鉄骨に接合した。先行して鋼板を設置した後に壁や柱の配筋をする施工計画で、コンクリート打設時は鋼板が型枠としての役割も果たす。鋼板の組立では「溶接の温度管理に注意を払っている」(宮岡所長)ほか、仮設足場の周囲を防音パネルで覆い、騒音の影響を抑えている。
 鋼板を固定する鉄骨や鉄筋が入り組む外壁部にコンクリートを確実に充填するため、同社開発の高性能流動化コンクリート「T-エルクリート」を新築物件として初適用した。普通コンクリートに現場で添加剤を投入して流動性を高め、密実な充填を可能にした。
 着工前には2フロア分の実物大のモックアップを製作し、施工性や意匠性を検証した。モックアップのコア抜きも実施し、良好な充填性を確認。上田大輔副所長は「確信を持って実施工に移った」と振り返る。
 一方、モックアップでは鋼板全体を塗装しても、鋼板をつなぐ溶接部分だけ光ってしまう課題が浮かび上がった。溶接部分の研磨により錆止め塗料を維持するために施した梨地面まで平滑にすることが原因だったため、あえて磨き上げた表面を目荒らしして梨地面を再現し、塗装後の光沢ムラを克服した。上田副所長は「見た目に配慮し、下地まで追求した」と強調する。
 今回の計画では、1972年に決定した都市計画に基づいて整備された特定街区を変更し、壁面線を修正。変更に当たっては「にぎわいの創出」「歩行者空間の整備」「防災性能の向上」を柱とし、エリアの回遊性やバリアフリー化へのエレベーター整備、本社ビルの帰宅困難者受け入れ場所の拡充、有効空地の付け替えなども行った。村上拓也都市開発本部プロジェクト開発第二部課長代理は「竣工以降も街のにぎわいに寄与できるようソフト面での支援に注力する」と意気込む。
 新美術館は20年春の本格オープンを予定している。上田副所長は「引き続き無災害で工事を進めたい」と気を引き締める。宮岡所長は「こうした建物が出来上がりつつあることを多くの人に見てほしい」と前を向く。

(左から)宮岡所長、上田副所長、中藤室長村上課長代理

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