【自由に遊べる夢のある公園】園内デザインは水戸岡鋭治氏 「としまキッズパーク」9/26開業 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【自由に遊べる夢のある公園】園内デザインは水戸岡鋭治氏 「としまキッズパーク」9/26開業

 東京都豊島区が造幣局跡地で整備を進めてきた「としまキッズパーク」が26日、開業する。大和リースが整備・運営を担い、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が率いるドーンデザイン研究所が公園内のデザインを担当した。障害の有無にかかわらず児童が一緒に遊べる「インクルーシブ公園」を目指した。

ミニSLに試乗する高野区長(手前)と水戸岡氏


 15日の報道機関向け内覧会で高野之夫区長は「高密地域である豊島区内には、園庭を持つ保育所がほとんどない。水戸岡氏の熱意を借りながら、自然の中で自由に遊べる夢のある公園を整備できた」、水戸岡氏は「赤で統一された遊具は、場を統一する力、周辺環境に元気を与える力がある。子どもに感動を与える設計を目指した」と語った。

 公園内には1周約65mのミニSL(IKEDEN)や、展望ブリッジ、三輪車広場、ミニ図書館を設置した。親子で遊べる幅広の滑り台や直射日光を避けるスペースなど、障害のある子どもにも配慮して遊具を設計した。床には耐久性、耐腐食性に優れた宮崎県産の飫肥杉(おびすぎ)を活用している。整備や維持管理など全体事業費は約3億6600万円。所在地はイケ・サンパーク(としまみどりの防災公園)に隣接する東池袋4-42で、敷地面積は約1000㎡。

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