【都会と自然併せ持つ所沢を表現】「グランエミオ所沢」第II期 9月2日グランドオープン | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

公式ブログ

【都会と自然併せ持つ所沢を表現】「グランエミオ所沢」第II期 9月2日グランドオープン

 西武鉄道などが埼玉県所沢市で開発した「グランエミオ所沢」第II期が2日、開業する。2018年3月2日に先行開業したI期と合わせて、駅舎と商業施設の複合開発「所沢駅東口駅ビル計画」が完了する。1日に現地で内覧会が開かれた。設計は東急設計コンサルタント、施工は西武建設・前田建設工業JVが担当した。

都会と自然のイメージを表現


 施設全体のデザインコンセプトは「URBAN&RURAL LAYER」で、都会・自然を併せ持つ所沢エリアのイメージを表現した。白が基調で都会的なイメージの既存改札と、暖色系のカラーリングで木調仕上げの新改札という対比にもこのコンセプトを踏襲している。新改札内には、授乳室やパウダールームなどを備えた待ち合いスペース「とことこひろば」を整備した。

 グランエミオ所沢の出店数は、II期で新たに開業する49店舗を加えて、計126店舗となる。「西武鉄道沿線初出店」(西武グループ)の「TSUTAYA BOOK STORE」ほか、アパレル、雑貨、レストランなど多様なテナントを集積する。人工芝やベンチを配置した屋上庭園「とこにわ」も設けた。

 川上昇司西武プロパティーズ開発事業部開発事業担当課長は「東口エリアのランドマークが完了した。今後、駅西エリアもランドマークとなる施設を開発して、“働きたい、住みたい、訪れたい街”を目指す」と語った。

 東口駅ビル計画は、西武鉄道が事業主で、西武プロパティーズが企画・開発・施設管理、住友商事と住商アーバン開発が企画支援・開発支援・商業施設運営管理を担う。I・II期合わせた建物規模はS造地下2階地上5階建て延べ11万6000㎡となる。建設地は同市くすのき台1-14-5の敷地面積3万9400㎡。I・II期合わせて約268億円を投じた。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら