【五輪出場へ努力惜しまない】
大学の理系学部を卒業後に一般入社した三機工業でコンベヤーの設計や据付などの仕事を手掛けながら、銃で撃ち落とした標的(クレー)の枚数を競うクレー射撃に情熱を注ぐ。「JOCネクストアスリート」に認定された有望株の社員アスリートで、2032年ブリスベン五輪出場の夢に向かってまい進する。
クレー射撃との出会いは大学時代。インターカレッジサークル入会を機に「遊びで始めた」が、その面白さに魅せられ、競技人口の少なさもあって「もっと頑張れば大きな大会に出れるのではないか」と発起し、競技への本格挑戦を決めた。
そこで課題になったのが費用面だった。消耗品の銃弾やクレーなど練習費用だけで年300万円程度かかるという。練習を重ねれば成績は上がる。だが、その分費用がかさむ。ジレンマを抱えていたところ、JOCネクストアスリート認定を知った同社の提案により、4月にスポンサーシップ契約を締結した。「頑張ってきたことを認めてもらえてうれしい。社員一人ひとりを尊重してくれる会社だと再認識した」と率直な気持ちを語る。
7月には中国で開かれたワールドカップに日本代表選手として出場し、自己ベストを更新。同社の支援を得て競技により打ち込めるようになって「今までとは比べものにならないペースで成長している」と、大きな手応えを感じた。
「このまま成長すれば五輪出場を見込める。出張先でもジムに通ってトレーニングするなど、小さな努力を積み重ねる。努力は惜しまない」と、4年に1度の大舞台で6年後に活躍する自身の姿を夢見る。

