DJI製ドローンの正規代理店や運用支援を手掛けるセキド(東京都港区、大下貴之代表取締役)は8月6日、横浜市金沢区のセキドDJI横浜ドローントレーニングセンターで産業用ドローン実演セミナーを開いた。最新ドローンを使ったインフラ点検や災害時などに活用可能な機能の紹介、遠隔・自動飛行を実現するドローンポートシステムの実演を通じ、さまざまな現場での実用性を解説した。
セミナーでは、インフラ点検や災害現場などで活用されるDJI Matrice4シリーズとDJI Matrice400を実演した。赤外線カメラによる外壁点検では、小さなタイル一枚の異常を温度変化で浮き彫りにする解析機能を紹介。高性能スピーカーとサーチライトを装着したドローンの実演では、災害時の迅速な避難誘導を可能とする情報伝達や夜間の被災者早期発見などの有効性をアピールした。
注目を集めたのは、全自動ドローンポート「DJI Dock3」を使った現場でのドローン無人運用の実演だ。約300㎞離れた山形県内に設置されたドローンを遠隔操作するデモを実施。専用クラウド型運用システム「DJI FlightHub2」を介した簡便な操作性、ルート設定飛行による省人化、毎回まったく同じ画角・高度・ルートでデータを取得することで正確な比較データの取得が可能となる実用性が事例とともに詳しく説明された。
同社セールス事業部の奥雄大郎氏は「ドローンポートの登場でさまざまな業務の負担を大幅に減らすことが可能となったが、現状は航空法に基づく飛行時のモニター監視は必須だ。今後は完全自動運用実現に向けた検討と法整備が重要になってくる」と課題を挙げた。
同社は今後も全国各地でドローンの実演セミナーを継続開催し、建設現場や防災分野での自動化・省人化の推進に向けた情報発信を強化していく方針だ。
