【全方位撮影カメラ】LEDライト配列した架台! 床下など暗い空間でも撮影可能に | 建設通信新聞Digital

5月11日 土曜日

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【全方位撮影カメラ】LEDライト配列した架台! 床下など暗い空間でも撮影可能に

架台とシータを一体にし、LEDライトを点灯した様子

 清水建設は、川崎市のものづくり企業3社と共同開発した照明付き全方位撮影カメラ架台「PanoShot R」の販売を代理店経由で開始した。自撮り棒の先端に装着し、天井裏や床下などに挿入すれば暗い隠ぺい空間を手軽に撮影できる。販売価格はカメラ別売で6万円。既に三井不動産リアルティから300台の購入予約を受けた。
 これまで建物の改修工事では、天井裏や床下を撮影して改修の要否や手法を検討してきたが、暗い隠ぺい空間では撮影に大きな手間と時間を要していた。そこで「PanoShot R」では指向性をもつLEDライトを架台周囲に配列し、周囲を均一に照らすことで必要な映像を確実に撮影できる。
 開発に当たっては、川崎市産業振興財団が主催する川崎市知的財産交流会の協力の得て和興計測、岩手電機製作所、津田山製作所と共同開発した。販売代理店は和興計測と清水建設の子会社テクネットが務める。初年度700台の販売を見込む。

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