【土木の日】新潟で記念講演会 土木学会と日建連北陸 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【土木の日】新潟で記念講演会 土木学会と日建連北陸


 土木学会関東支部新潟会(美寺寿人会長)と日本建設業連合会北陸支部(河本克正支部長)は20日、新潟市の新潟日報メディアシップで「土木の日」記念講演会を開いた。会員企業の社員のほか、一般市民も多数参加した。
 冒頭、美寺会長があいさつ。全国各地で自然災害が発生する中、「被災地の現場では建設関連企業が不眠不休で対応にあたっている」と紹介。引き続き、地域の安心・安全を維持していくため、「担い手不足という喫緊の課題を抱える建設産業の現状を理解していただきたい」と聴講者に呼び掛けた。
 続いて、新潟県土木部の加納行弘監理課企画調整室長が萬代橋を始めとする県内11の土木遺産を紹介した。
 その後、コリア・レポート編集長でジャーナリストの辺真一氏が「日本をとりまく国際情勢-北朝鮮と日本の関係のゆくえ-」をテーマに講演した=写真。ユーモアを交えて、日朝関係を振り返りながら、「“もしかしたら”の危険が足元に差し迫りつつある」ことから、「北朝鮮との関係に光が差さなければ、(日本国民の)暗たんたる気持ちは晴れない」との認識を示した。また、「平和的・外交的な解決か、軍事的な解決かの分かれ道に立たされており、決着の時期は近づいている」と加えた。
 講演会に先立って、土木学会選奨土木遺産に認定された「万内川砂防堰堤群・日影沢床固工群」を顕彰した。