国際防災ボランティアは、同社社員がエアマットやアルミブランケットなどの使用方法について日本語で説明するのに合わせ、拡声器を使い同時通訳していた。参加したボランティアは「震災時には全員が拡声器を持っているわけではなく、周囲の騒音も想定されるため、 声が相手に届く工夫がもっと必要だ。パニック状態にならないよう、落ち着いて勇気づけつつ声をかけたい」 と訓練を振り返った。
当日は、ソニーセミコンダクタソリューションズ(神奈川県厚木市・清水照士社長)の協力で、 LPWA回線を活用した訓練も同時に進めた。森ビルが運営管理する建物の被害状況の把握や、事業、居住の継続のための支援などを行う社員約100人が送信機を携帯し現場に直行。 六本木ヒルズの屋上に設置した受信機が位置情報を受信し、社員の安否確認のほか、 応援要請があった際の人員調整のためのモニタリングを行った。