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【大規模現場で学ぶ】多種多様な工事がそこに! 東北大生ら55人が仙台医療センター建替現場を見学

 日本建設業連合会(山内隆司会長)は29日、仙台市内の仙台医療センター建替等整備工事の市民現場見学会を開いた=写真。
 東北大工学部で建築を専攻する学生と職員計55人が参加し、延べ6万㎡を超える大規模建築物の施工現場を見学した。
 仙台医療センターの規模は、SRC一部RC・S造地下1階地上12階建て塔屋1層延べ6万1614㎡で、病床数は660床。宮城県が同地区に計画している広域防災拠点の基幹病院として“災害に強い病院”を実現するため免震構造を採用し、屋上のヘリポートや非常用発電装置などを設けるほか、防火・浸水対策にも配慮する。設計と監理は久米設計、施工は熊谷組・加賀田組JVが担当している。工期は2019年10月31日まで。
 冒頭、あいさつした竹島克朗常務理事は「現場見学会は建設業の社会的役割や建設技術、仕事のやりがいなど、建設業の魅力を知る絶好の機会だ。関心を持った部分をよく見て、活発な質問で有意義な体験にしてほしい」と呼び掛けた。
 建物内部では渡邊祐司所長(熊谷組)の案内で、5階と7階で躯体工事、1階と3階で仕上げ工事が行われている様子をそれぞれ見学した。
 学生らは、工事の進捗ごとに変わっていく内部の様子を興味深そうに見て回り、鉄骨の施工方法や間仕切り工事の部材の色分けなどを熱心に質問していた。
 日建連による見学会は、旧日本土木工業協会が02年11月から「100万人の市民現場見学会」としてスタートし、11年4月の現日建連の設立後も継続し続け、17年11月には参加者300万人を達成した。

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