【関東地整】『土木工事書類スリム化ガイド』作成! 不要なのに作成しがちな書類を明示 | 建設通信新聞Digital

5月14日 火曜日

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【関東地整】『土木工事書類スリム化ガイド』作成! 不要なのに作成しがちな書類を明示

 関東地方整備局は、現場技術者の書類作成負担を軽減するため、『土木工事書類スリム化ガイド』を作成した。本来、作成・提出が不要にも関わらず、作成しがちな工事書類などを明示することで、現場業務以外の負担軽減を図り、生産性向上につなげる。工事関係者に配布する。
 工事関係書類の作成は、技術者の負担となっており、改善を求める声が上がっていた。2008年に『土木工事書類作成マニュアル』を運用したものの、徹底されておらず、整備局は16年度に各都県の建設業協会と共同で工事関係書類のスリム化点検を実施し、工事書類の作成実態を確認していた。
 ガイドでは、例えば品質証明書に試験成績報告書や製品カタログなどの書類を添付する必要がなく、品質証明書だけで良いことや、工事打ち合わせ簿などで実施報告書を作成する必要がないこと、品質・出来形管理において工程能力図とヒストグラムの作成が不要であることなどを明記している。電子データと紙書類による二重提出を求めないことも記載した。作成不要の書類を添付しても工事成績で評価しないことや現場技術員が臨場した場合の受注者による説明資料の作成不要といった注意事項も示している。

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