深川車両基地は、東京ドーム2個ほどに相当する敷地約8.7haに、車両を在姿状態で検査・修繕を行う「検車区」(約6200㎡)と、部品ごとに検査・修繕する「工場」(車両管理所を含め約1万4000㎡)に分けて、東京メトロ東西線と京葉高速鉄道の車両保守を行っている。留置能力は300両。このうち、昨年新築の深川検車区検査庫はS造2階建て延べ約5700㎡で、東急設計コンサルタントが設計し、五洋建設が施工した。
車両清掃は「洗車機が2日に1回、手作業が2週間に1回のペースで行っている」(東京地下鉄)。車両内外の清掃は、メトロセルビスを介して、旭工業(台東区)が担当し、「約30人で1日当たり4、5編成分を行う」(同)。
検車区は、列車検査と月検査、工場では重要部検査と全般検査を実施。同日は、深川工場で車体と台車を分離する「台抜き作業」、車両各部品の検査・保守も公開した。