キャタピラーは、2017年12月に移転したキャタピラージャパン新本社(横浜市)を、働き方改革におけるアジア・パシフィック地域のモデルオフィスに位置付け、フリーアドレス方式やテレワークなどを積極的に推進している。移転後約2カ月が経ち、職員の意識改革や業務効率化、社員間のコラボレーションなどに成果が出始めている。
新オフィスは「カルチャー」と「ワークプレイス」の2つの観点で1年近く議論して構築。新しい勤務形態が定着できるようフリーアドレス方式やオープンスペース、IT環境など最新のワークプレイスを導入した=写真。
テレワークには制約を設けず、社員全員が使えるようにしている。社外でも社内と同じ労務環境にするため、パソコンにスカイプなどを導入し画面上には電話連絡の可否や休憩など自身の状態を表示、コミュニケーションをとりやすい工夫をしている。
一方、社外で業務する社員が増えるため、「オフィスで仕事をしたい」と思える空間づくりも心掛けた。オフィスをガラス張りにし、みなとみらいの景色を見渡せるようにするとともに、柔らかな色調の家具などをそろえた。
中道和弘Human Services Division Japan HRカントリーマネージャーは「コラボレーションスペースで他部署の社員と触れたり、取り組みを見聞きすることで、“カイゼン”につながる。生産性向上の効果も出ている。移転してから『テレワークをできる』と感じる社員も増えた。オフィスをうまく活用して意識改革につなげたい」と手応えを語る。
公式ブログ
【働きかた】フリーアドレスやテレワーク推進! キャタピラーJが新本社をモデルオフィスに
[ 2018-02-26 ]