【JIA神奈川】「いりこ庵 島の再生」に 第2回デザインアワード | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【JIA神奈川】「いりこ庵 島の再生」に 第2回デザインアワード

大賞の「いりこ庵 島の再生」


 日本建築家協会関東甲信越支部神奈川地域会(JIA神奈川、飯田善彦代表)は2月25日、みなとみらい線馬車道駅コンコースで、第2回デザインアワードの公開審査会を開いた。応募42作品の中から、「いりこ庵 島の再生」を大賞に決めた。同作品は、みかんぐみ、明治大学IAUDで構成する、加茂紀和子、曽我部昌史、竹内昌義、マニュエル・タルディッツの5氏が提案した。優秀賞は横河健(横河設計工房)、飯田善彦(飯田善彦建築工房)の2氏が選ばれた。
 同アワードは、「“木”がつくる豊かなまちの風景」をテーマとした建築展の1事業として実施した。大賞作品は、経済崩壊、高齢化と衰退する瀬戸内海の再生に向けた瀬戸内トリエンナーレを舞台に、「島の資源・島の力で作り上げる」ことを基本として、住民と観光客双方のための場を提案・具体化した。放置空き家の瓦や建具の再利用、棟木の丸太や鬼瓦を村人から譲り受けるなど、休憩所が社会的な交流を促す場となることを目指した。
 審査は伊東豊雄伊東豊雄建築設計事務所代表取締役を委員長に迎えた。栗原健太郎(studiovelocity一級建築士事務所)、松岡聡・田村裕希(一級建築士事務所松田聡田村裕希)の計3組が審査委員を務めた。

表彰する伊東豊雄氏(右)