ショールームには、世界の小型建機の原点となるハンドドーザー、ミニショベルを展示。ハンドドーザーは日本特有の狭い現場での作業を可能にし、人手不足や人件費高騰などの課題解決に貢献した「Y9D(1972年製)」を、ミニショベルは現在のミニショベルの機能をすべて備え、累計1万台以上を販売し、ヒット商品となった「YB1200SS(1979年製)」を展示する。
また、世界各国で拡大が予想されるリノベーション需要において、これまで手作業で行ってきた建物の内装解体などの作業に着目し、新たな市場での機械化、自動化を見据え、2035年の未来をイメージしたコンセプト建機を提案する。参考展示する2機は▽エレベーターに搭載可能なサイズ▽アタッチメント交換による優れた汎用性▽自動運転が可能--を共通コンセプトとした。こうしたコンセプト建機の動きを体感できるシミュレーターも設置している。
加えてヤンマー建機の歴史や商品などをプロジェクターで投影し、より理解を深めるコーナーも設けた。タッチ操作による各商品の特長、当時のコマーシャル映像などを紹介するほか、工場のジオラマを設置するなど同社の取り組みへの理解を促すさまざまなコンテンツを用意した。