【北陸整備局】先人の功績を後世に 大河津分水の殉職者慰霊式 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【北陸整備局】先人の功績を後世に 大河津分水の殉職者慰霊式

 北陸地方整備局は14日、新潟県燕市の同局信濃川河川事務所大河津出張所構内で第83回大河津分水殉職者慰霊式を開いた。多数の関係者が出席し、越後平野の治水安全度向上の礎となった御霊に敬弔の意をささげた。
 大河津出張所の池田和也所長による式辞の後、地元選出の国会議員や沿川の首長らが来賓としてあいさつ。米山隆一新潟県知事は「先人たちの努力を後世に伝え、改めて治水の重要性は発信していかなければならない」と力を込めた。
 続いて、出席者全員で大河津分水工事殉職之碑に献花した。
 最後に小俣篤北陸整備局長が「今後本格化していく大河津分水路の抜本的改修を着実に進め、地域の安全・安心に寄与していきたい」と述べた。
 慰霊式は大河津分水工事で殉職した100人に哀悼を表すため、1924年から実施している。