式典で同社の樽木一秀社長は「これまでの共同研究で油圧ショベルの操作性、生産性向上につながる成果も出ており、研究所の設置によりさらに多岐にわたる研究や情報共有、連携が進むと考えている。われわれがこれから創出していく成果が、現在、未来の社会課題に貢献できるものとなると確信している」と述べた。
越智光夫広島大学長は「この研究所を通じて、建設機械の直近の技術開発上の課題解決に加え、次世代の新たな価値創出につながる技術開発を目指し、組織的な産学連携活動を行っていきたい」とした。
両者は2007年から共同研究をスタート。15年7月には「共同研究講座」で快適性の向上などを目的にした高機能油圧ショベル技術の研究開発を行い、16年には同大との包括的研究協力に関する協定書を締結するなど、多角的に産学連携を進めていた。