仙台市は、AOBA-JV(ティーハウス建築設計事務所・グラック・文化財保存計画協会JV、設計協力=齋藤和哉建築設計事務所)に委託している青葉山公園(仮称)公園センターの設計案をまとめた。「憩う」「集う」「楽しむ」の3つのテーマをそれぞれ実現するカフェや交流体験スペース、和室、情報ラウンジ、ライブラリーなどからなる。規模は平屋建て約2500㎡。概算事業費は約23億円と試算している。10月から実施設計に着手する。2019年度に着工し、20年度末の完成、21年度のオープンを目指す。
建築デザインは、片倉家邸の柱割図などの残存史料から、御広間や大書院、回廊などの空間構成などを継承しつつ、地域材を活用して木質化を図る。
屋外施設では、エントランス広場に白壁調の塀を設置するほか、建物北には屋敷林、南側には青葉山に広がる森林「御裏林」をイメージした庭園などを配置し、武家屋敷としてのたたずまいを創出させる。