【青葉山公園】「憩う」「集う」「楽しむ」を実現する設計案まとまる 21年度のオープン目指す | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

公式ブログ

【青葉山公園】「憩う」「集う」「楽しむ」を実現する設計案まとまる 21年度のオープン目指す

 仙台市は、AOBA-JV(ティーハウス建築設計事務所・グラック・文化財保存計画協会JV、設計協力=齋藤和哉建築設計事務所)に委託している青葉山公園(仮称)公園センターの設計案をまとめた。「憩う」「集う」「楽しむ」の3つのテーマをそれぞれ実現するカフェや交流体験スペース、和室、情報ラウンジ、ライブラリーなどからなる。規模は平屋建て約2500㎡。概算事業費は約23億円と試算している。10月から実施設計に着手する。2019年度に着工し、20年度末の完成、21年度のオープンを目指す。

完成予想

 公園センターは、仙台藩政時代に武家屋敷・旧片倉家邸があった青葉区追廻地区の歴史や青葉山の麓としての立地などを生かし、同地区の敷地約3haに整備する。
 建築デザインは、片倉家邸の柱割図などの残存史料から、御広間や大書院、回廊などの空間構成などを継承しつつ、地域材を活用して木質化を図る。
 屋外施設では、エントランス広場に白壁調の塀を設置するほか、建物北には屋敷林、南側には青葉山に広がる森林「御裏林」をイメージした庭園などを配置し、武家屋敷としてのたたずまいを創出させる。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら