【南極地域観測隊】「気持ちがおおらかに」「視野が広がった」 関電工の齋藤健二さん、松嶋望さんが帰国 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【南極地域観測隊】「気持ちがおおらかに」「視野が広がった」 関電工の齋藤健二さん、松嶋望さんが帰国

 1986年以降、南極地域観測隊に越冬隊・夏隊を合わせ、計32回にわたって社員を派遣してきた関電工。今回、第58次越冬隊(2016年11月-18年3月)に参加した齋藤健二さんと第59次夏隊メンバーの松嶋望さんが、現地での任務を終えて無事帰国した。

齋藤さん(左)と松嶋さん

 南極では、現在建設中の基本観測棟の工事や昭和基地の電気・空調設備の点検・更新、冬季のブリザードで損傷した太陽光発電パネルの更新などを手掛けた。屋外で作業ができる夏の間に、いかに多くのことをこなせるかがポイントだったという。越冬隊に参加した齋藤さんは、重機を使っての除雪なども実施した。
 観測隊は人数が限られているため、担当業務の機械設営以外も手伝わなければならず、車両整備なども行った。それはお互いさまで、電気設備の仕事でも自衛隊や他企業の隊員と力を合わせた。

取水ポンプ交換の様子

 南極での経験を経て、「気持ちが少しおおらかになったかな」と齋藤さん。松嶋さんは「ほかの研究者などと接して視野が広がった」と語る。
 関電工からは現在、第59次越冬隊の内山宣昭さんが現地で任務に当たっている。そして、松嶋さんは再び、第60次越冬隊として南極の地を踏む意向を固めている。

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