【宇宙ビジネス】人工衛星やロケットの事業者さん注目!! パスコが地上局設備運用体制をレンタル開始 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【宇宙ビジネス】人工衛星やロケットの事業者さん注目!! パスコが地上局設備運用体制をレンタル開始

 パスコは、沖縄県糸満市と北海道千歳市に保有する人工衛星との通信施設(地上局)の設備や運用体制を、衛星事業者やロケット事業者向けにレンタルサービスする「地上局ネットワークサービス」の提供を開始する。

サービスの内容

 宇宙産業は、政府が第4次産業革命をけん引する成長産業の1つに位置付けており、宇宙利用ユーザーの裾野が拡大するとともに、利活用サービスの事業領域でも民間事業者の参入が進んでいる。
 パスコは2005年に衛星による地理空間情報の提供に着手。衛星と地上を結ぶ地上局として、07年に沖縄局、11年には北海道局の稼働を開始した。この2つの地上局は、日本全土を含む極東エリア上空を衛星が通過する際にアクセスできる位置にある。この地理的特徴を生かし、18年1月末現在、世界中で運用される24機の衛星の使用権を保有し、衛星データの全世界への販売のほか、衛星データを活用した地すべり監視や地殻変動監視などのソリューションサービスを提供している。
 これらの各種サービスに加え、今後宇宙ビジネスのさらなる拡大を見据えた新たなレンタルサービスを開始。地上局の設備を使って、撮像などを衛星に指示するコマンド送信や、衛星の機能監視データを受信するテレメトリデータ受信と観測データ受信、ロケットテレメトリ受信を代行するサービスを提供していく。

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