クラウドベースの情報共有、保管ソリューションを提供するBox Japan（古市克典社長）は6月6日、港区のザ・プリンスタワー東京で「Box WORLD TOUR TOKYO」を開催した。

　基調講演に立った米・Box．Inc．のCEOアーロン・レビィ氏は「近年、UBERやAirbnbといったサービスが成功を収めているが、これらを運営する企業に共通することは、自ら資産をもっていないことだ。これは大きな革命であり、クラウドコンピューティングのパワーによって実現されたものである。そして、この流れは今後、さらに広まるだろう」と話した。
　引き続き講演した古市社長は「AIやIoTの普及による第4次産業革命は、企業のIT部門を、業務効率化をメインとした管理部門から、新たな事業を生み出す経営戦略部門へと変えていく」と続けた。
　午後に行われたセッションでは、竹中工務店グループICT室の金澤英紀氏が講演した。金澤氏は竹中工務店が進める働き方改革の一つ「竹中スマートワーク」について説明した。さらに、Box社のクラウドサービスを導入したことで、顧客との情報共有が円滑になり、業務の効率化が進んだと説明した。

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