【学校老朽化調査】千葉市がUAVの実証実験に市有施設を貸し出し 導入も検討 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【学校老朽化調査】千葉市がUAVの実証実験に市有施設を貸し出し 導入も検討

 千葉市は12日、市立天戸中学校の体育館をサン・ジオテック(千葉市、金久保豊代表取締役)に提供し、UAV(無人航空機)による学校施設の老朽化調査の実証実験を開いた。同社は、撮影した写真を元に写真解析技術を用いて作成する3次元モデルを近く市に提供する。市は体育館の劣化状況が正確に把握できる効果を確認でき、費用や手間などでメリットがあれば、公共施設の老朽化調査に2019年度以降採り入れることも含め検討する。

体育館外壁を撮影

 当日、同社の技術者は、全体の目視確認が難しい体育館の屋根や外壁上部をUAVで撮影した。
 市は3月23日、国家戦略特別区域法に基づき「ちばドローン実証ワンストップセンター」を国と共同で設置。実証実験をしようとする事業者に対して情報提供や相談対応などを支援している。市内企業や市内への立地を検討する企業を対象に、実証実験のためにUAVを飛ばすことができる市有施設の敷地4カ所も17年12月から無償貸し出し中だ。

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